ダブル焙煎
前々から気になっていたダブル焙煎、本日試みました。パナマ・インドネシア・ブラジルの3種。
ダブル焙煎とは、文字通り2度煎りすること。1回目の焙煎は豆の色が少しぬけて白っぽくなるまで煎る(焙煎度によって1回目の煎り止めは変わってくる)。煎った豆は一度火からおろして冷却し、2回目は通常通りの焙煎をおこなう。
ダブル焙煎の目的・・・渋みを抜きたい、強すぎる味や香りを抑えたい、豆の色合いをそろえたい、浅煎り~中煎り段階で酸味のバランスをとりたい、水分抜きをして煎りムラをさけたい。
ダブル焙煎の欠点・・・香りが薄まり強い味が弱くなる。豆のもってる個性がそがれてしまう感じがしますが、水分の多い豆や癖の強い豆には適してると思います。
パナマは浅煎りにするとどうしてもムラができてしまうので煎りを均一にすることと、酸味をまろやかにすること。インドネシアもムラを均一に、苦味を抑えること。ブラジルのナチュラルはムラをなくし、色を均一にすること。
1回目 インドネシアの豆。シワが出ててきてます。
ミディアムで煎り止めしたパナマ。きれいにできて、涙・・・・。
ブラジルは・・・・失敗。
パナマはミディアム、インドネシアはシティできれいに煎れました。こんなに均一に煎れたのは初めてで泣きそうになり、テンションMAX。早速試飲。パナマは気になってたキュッとした酸味がとれ口当たりもまろやかになりました。インドネシアはシティのわりに酸味が少なく、苦味もおさえられまろやかに。2種類ともとても飲みやすい珈琲になりました。香りはやはり少しうすく感じましたが、そんなには気になりませんでした。
残念はブラジル。1ハゼと思ってたのが2ハゼで、終わったころにはフルシティまでいっちゃってました・・・。1ハゼは来ず。途中、色合いが「今ハイローストあたりのような・・・・」とは思ってましたが、2ハゼ音も聞き分けられないとは・・・・修行不足です。く~。ナチュラルは普通に焙煎しても1ハゼがポツポツなので、ダブル焙煎にはより慎重にしたほうがよいかも。というか、ブラジルは豆的にダブル焙煎しなくてもよいかな、と思いました。この豆はカプチーノ専用でおいしくいただきます。