珈琲セミナー☆精製方法
10月26日、カフェ「ヴェルディ京都芸術大学店」の珈琲夜会に参加しました。一時間半ほどのセミナーで、毎月ちがうお題で開催されます。今回は「珈琲の精製について」。
珈琲の精製には、ナチュラル・ウオッシュド・パルプドナチュラル・セミウオッシュド・スマトラ式 があります。
ナチュラル=天日乾燥式 ウオッシュド=水洗式
パルプドナチュラル=ハニー製法 セミウオッシュド=ミューシレージ機械除去
スマトラ式=スマトラ島マンデリン生産エリアのみの精製方法
ナチュラル・ウオッシュド・スマトラ式で、味の違いがはっきりわかります。ざっくりですが、ナチュラルは甘みとコクがあり、ウオッシュドはあっさりしてクリアーな感じ、スマトラは独特な風味があります。
わたしが今まで勘違いしてたのが「ハニー製法(パルプドナチュラル)」。ハニー=ハチミツ・甘い、というわけではない。
ハニー製法は、果肉の下にあるミューシレージという粘膜質をのこしたまま乾燥させます。このミューシレージをスペイン語で「Miel(ミール)」といい、これを英訳すると「ハニー」になったそうです。ハニー製法には ブラック・レッド・イエロー・ゴールデン・ホワイト があるらしいのですが、明確な基準はないみたいです。
全くの勉強不足で、このセミナーを受けなければ間違った知識で焙煎をつづけてただろうな。知れてよかった。
この精製方法の飲み比べもさせてもらいました。ベトナムの同じ農園で収穫された豆のナチュラル・ウォッシュド・パルプドナチュラル。ナチュラルとパルプドナチュラルはさほど違いはないかなー、パルプドの方が後味少し甘みがあるかなー、て感じでした。
いろいろ試飲させていただきましたが、最後に、まだ日本に出回っていない貴重なお豆を飲ませていただきました。エチオピア・グジのナチュラルとウオッシュド。標高2400メートルで収穫された豆を、これまた標高2400メートルの同じ場所で精製された、届いたばかりのサンプル珈琲豆。標高2400メートルは豆が栽培できるぎりぎりのラインらしく、しかもそこに精製所をつくることはすごく難しいらしい。
エチオピアのナチュラルは香りが強く、わたしは少し苦手なお豆です。でもこの豆は上品な香りであっさりして、でも甘みもあってとてもおいしかったです。
現地に行かれてるオーナーさんのお話は、裏話もあり、とても勉強になりました。今はタンザニアに行かれてるのかな?・・・またいろんなお話を聞きたいので都合があえば参加したいです。
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先週、ホンジュラス(ウオッシュド)とエルサルバトル(ナチュラル)を焙煎しました。
ホンジュラス / ファンシーSHGエスペランサ農園(ハイロースト)・・・豆を挽いた時点でさつまいものような香り。やさしく明るい酸味で後口はサラッとしてます。フレーバー:さつまいも・オレンジ アフターテイスト:ミルク
エルサルバトル / ラ・レフォーマ農園(シティロースト)・・・口に含んだ瞬間、フラワリーな香りが広がる。キレがあり、程よい酸とコクと甘みがある。後味にカカオのような苦味。
どちらも特徴があってとてもおいしいです。