モカ
「モカ」とは・・・
アラビア半島南端部にあるイエメン共和国の港の名前、モカ港。
この小さな港町からモカコーヒーは世界に広がりました。
コーヒーの発祥の地はエチオピアですが、コーヒー豆を広めたのはアラビア商人といわれてます。「アラビカ種」はこの「アラビア」から由来してるといわれてます。

エチオピア産モカコーヒー・・・
日本で流通しているモカコーヒー豆のほとんどがエチオピア産です。
「モカハラー」は「エチオピア・ハラー地区で生産されたアラビカ種のコーヒー豆」と特定銘柄に指定されてます。
特定銘柄とは、特定の商品に名称をつけ、消費者が不利益にならないように全日本コーヒー公正取引協議会が定めたものです。特定銘柄で有名なものに「ブルーマウンテン」や「キリマンジャロ」「ハワイコナ」などがあります。
イエメン産モカコーヒー・・・
イエメンのコーヒー豆はアラビカ種のナチュラルプロセスのみで天日乾燥です。イエメンは明確な等級基準がないため、産地名が取引の名称に使われます。
イエメン産モカの中でもバニーマタル地区で栽培される「モカマタリ」は最高級にランクされます。「モカマタリ」は「イエメンにて生産されたアラビカ種のコーヒー豆」として特定銘柄になっています。
しかし、手入れや肥料が不十分なため生産性が低く、地域別で収穫してるのでサイズ・乾燥状態のバラツキ、欠点豆も多い。それでも人気が高く、高価で希少価値のある取引がされている。独特な酸味とコクがあり、No.9が最高級グレードとなっている(~No.6まで)。
ちなみにカフェモカは、香り高いモカコーヒーの味を表現するために作られたといわれてます。
