ホンジュラスは国全体でコーヒー生産が行われており、生産量は中米1位(世界5位)を誇っています。
国のおよそ80%が山地。コーヒー豆の生産エリアは6つの地域に区分され、それぞれの環境で多様な特徴をもった豆が生まれてます。
国によってコーヒー豆の品質評価の基準は違い、ホンジュラスは標高差で格付けがされてます。
ホンジュラスやエルサルバトルの規格の最上位は SHG (Strictly High Grown) で標高1,200以上と決められています。ちなみにメキシコは SHG 1,700m以上、グァテマラは SHB (Strictly Hard Bean) 1,350m以上 が最上位とされてます。
コーヒー豆は低地産よりも高地産の方が良質とされ、標高が高ければ気温は低くなるため、時間をかけてゆっくり実が熟し、酸味と香りが豊かなコーヒー豆になります。
しかし、低地産だからといって低品質というわけではありません。品質評価の規格は国際取引のための判断基準のひとつなので、産地の地形がもたらす気象条件が大事になってきます。
ホンジュラス / ファンシー・エスペランサ農園
産地:エル・パライソ県トロへス地区
農園:エスペランサ
標高:1,200m
品種:パライネマ
規格:SHG EP ファンシークラス
精製:ウォッシュド
乾燥:天日乾燥
エルパライソ県はホンジュラスでコーヒー栽培を最も古くからはじめており、ニカラグアとの国境にほど近い場所にあります。
パライネマ種は、「エルパライソ県」で特に被害が大きかった「ネマト-ド」という線虫対策でつくられたハイブリッド品種です。この2つから「パライネマ」という名前になってます。耐病性が強く、風味も優れているため、近年多く栽培されるようになってます。
エスペランサ農園は、明るくジューシーなオレンジの酸味とほのかにサツマイモのような風味、さらっとしたやさしい甘みがあるります。〈中煎り〉