世界最大のコーヒー生産国。コーヒー産地は主に東部から南部に集中してます。
平地に多く見られる大規模農園は機械で収穫され、山岳地帯の小規模農園では手摘みで収穫されています。生産地が比較的低地であることや、精製方法のほとんどがナチュラルである為、全体的に酸味が控えめで程よいコクがあるのが特長です。ブラジル豆の品質と格付けは欠点豆の混入量によって分類されており、No.2が最高級品で、No.8が輸出規格の下限です。
ブラジル / ミナスジェライス・ドゥアスポンチス農園
産地 : ミナスジェライス州パトロシーニョ市(セラード地区)
農園 : ドゥアスポンチス農園
標高 : 1,000m
品種 : ムンドノーボ
スクリーン: 16up
精製 : パルプドナチュラル
乾燥 : 風干し
ミナスジェライス州は平地がつづくセラード地域にあり、手摘みで収穫されています。
その後、果肉除去・風干し(Win’dry)による低温乾燥がなされます。
パルプドナチュラルはハニープロセスとも呼ばれ、広大な土地にあまり雨が降らない地域で行われている精製方法。ナチュラルは実がついた状態で乾燥されますが、パルプドナチュラルは果肉除去されミューシレージがついた状態で乾燥されます。
ナチュラルに比べ果肉除去してる分乾燥が早く、ウォッシュドに比べ水の使用量や廃棄物が少なく環境にやさしいとされてます。
ちなみに、ハニープロセスはハチミツとは関係がありません。ミューシレージはスペイン語で「Mile(ミール)」といわれ、「Mile」は英訳するとシロップやハチミツという意味もあった為、ハニープロセスやハニー製法といわれるようになったそうです。しかしながら、ナチュラルやパルプドナチュラルは甘みやコクが強いのが特徴です。
ドゥアスポンチス農園の手摘み完熟豆は、酸味が控えめで程よいコクと甘みあり、チョコレートのような風味があります。深く煎ることでダークチョコレートのような味わい深い苦みがあります。〈中深煎り〉